帝王紫 貝紫

古代 西洋では紫の染色は 貝から染料を得ていた

 

1グラムの染料に貝2000個が必要だったという

 

恐ろしく稀少で貴重な染料で1グラムの染料が金10〜20グラムに相当した

 

そういう理由で権力者のみの特権であった

 

この貝紫を「帝王紫」と呼びます

 

植物染料いわゆる草木染めの紫とちがい

 

動物染料の貝紫で染められた布は色が褪せないのも特徴

 

不変の色としてより権威の象徴となったといわれます。

 

 

 

80年代くらいからか

 

呉服業界がこの「帝王紫」に目をつけ

帯や着物に使われるようになりました
西陣の袋帯を何本か仕入れて販売したものです。
当時の帯はとても美しかったです
今も生産されているようですが 画像で見る限り当時の良さはあまり感じられません
呉服業界はともかく
本物の「貝紫」 「帝王紫」は素晴らしく美しく
紫が古代から高貴な色とされる由縁です。

 

 

 

 

 

 

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